大掃除のついでに点検を
みなさんは、大晦日に大掃除をする習慣はあるでしょうか。
1年に一度、家族総出で大切な我が家を掃除するというのは、なかなか良いものです。
大掃除の良いところは、「やるぞ」と決めて、日ごろは手の届かない部分も、本格的に掃除できるところでしょう。
忙しい毎日の中では、それほどきちんと掃除をする時間もありません。
もちろん、中にはいつも隅々まで掃除をしているという家庭もあるとは思いますが、それでもやはり時間に限りがあります。
毎日掃除だけをして過ごせるわけではありませんし、必ず行き届かない部分はあるはずです。
しかも、目立つところの汚れというのは、一度掃除をしても、少し時間が経てばまた汚れてしまいます。
そのため、気になるところはこまめに掃除したくなり、結局目の届かない部分は放置しているといった状況になってしまいます。
しかし、カビは目の届かないところにこそ発生するものです。
本来なら頻繁に色々なところをチェックするのが一番ですが、そんな時間はないという人がほとんどでしょう。
そこで、大掃除のときに、色々な場所を掃除するついでに、カビのチェックも行ってみてはいかがでしょうか。
そこで、効率よくチェックするために、カビが生えやすい場所や、点検時の注意点を紹介しておきたいと思います。
まずは、汚れや水濡れが日常的に起きる場所です。
キッチンや浴室、トイレなどは念入りに点検しておきましょう。
そして、このとき気をつけたいのが、日ごろ見ない部分までチェックするということです。
例えば、キッチンのシンク下には収納スペースがあると思います。
調理器具を入れていると思いますが、この中にカビが発生することもあるのです。
収納している物を全て出し、きちんと奥の方までチェックしましょう。
また、空気がなかなか入れかえられない場所も要チェックです。
例えば、押し入れ、何度、家具の裏、あまり使用していない部屋などがこれに該当するでしょう。
空気が澱んで、あまり動かない場所は、カビが発生しやすくなります。
家具は少し移動して、裏や下をチェックします。
押し入れなどの収納スペースは、一旦中の物を全て出して、カビが生えていないかどうかを点検しておきましょう。
また、結露が発生する窓の付近は、カビが生えやすくなっています。
カーテンなどで日ごろは隠れて見えない場合もありますので、カーテンを一度取り外して、窓枠や周囲の壁をチェックしておきます。
特に、コンクリート造のマンションやアパートでは壁の結露が生じやすくなっていますので、念入りに点検することをおすすめします。
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