収納スペースの換気方法
生活していく上で必要なものというのは、非常にたくさんあります。
その中には、頻繁に使用するものもあれば、滅多に使用しないというものもあると思います。
頻繁に使用するものなら、すぐに手が届くところに置いておけば良いのですが、使用頻度が少ないものに関しては、やはり目に付かないところに収納することになるでしょう。
そのために、マンションやアパート、一戸建て住宅をいった住宅の形態を問わず、収納スペースが必ず必要になります。
例えば、近年では洋風の和室でベッドを使用する人が多いと思います。
しかし、来客のために布団を準備している家庭は多いのではないでしょうか。
この来客用の布団は、普段は使用しないものです。
そのため、押し入れなどに収納しておくことになるでしょう。
また、自分や家族の思い出の品物などは、年を重ねるごとにどんどん増えていきます。
こういった思い出の品物も、収納スペースの奥に大切にしまっておくことになります。
しかし、こいうった色々なものを収納するスペースは、それほど広くないこと、頻繁に解放しないことなどが原因となり、カビが増殖しやすい環境になっています。
しかも、収納スペースというのは生活スペースとは違い、頻繁に中を確認することがありません。
そのため、カビが生え始めていても、なかなか気づかないという問題点もあります。
収納スペースにはカビが生えやすいことをよく理解し、対策を講じておきましょう。
まず、収納スペースの壁や床と、収納している物との間には、必ず隙間を作っておきます。
どんな場所でも同じですが、空気が回らず、一度留まった湿気が乾燥せずにそのままになっていると、カビの増殖が進んでしまいます。
壁や床に物をピタリとつけて収納すると、まさにこの状態になってしまうのです。
特に、物をぎっしり詰めておくのは厳禁です。
空間にゆとりをもたせて収納し、床にはすのこなどを敷いて空気が通るようにしておきましょう。
そして、定期的に収納スペースの扉を開放して、扇風機などで風をおくるとカビの発生をおさえることができます。
このとき、扇風機を首振り運転にして、できるだけ収納スペース内部の空気が、効率よく循環するようにしておきましょう。
ただし、部屋の湿度が高いときに収納スペースの扉を開放すると、湿気が入り込んでしまう可能性がありますので、湿度の低い日を狙って、これらのカビ対策を行ってください。
また、定期的に収納している物を出し、カビの有無をチェックすることも大切です。
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